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鳶職になるためには

2020/05/05
鳶職には、鳶職人を養成する専門の学校はなく、親方や先輩から実地で学ぶ徒弟制度の形が多く、基本的に学歴を問われることもなく、実力重視の仕事になります。
鳶職人を目指している方もいると思うので、鳶職になるにはどのような方法があるのでしょうか。

▼鳶職とは?
建設現場などにおいて、高所での作業に携わる仕事で、足場作りや骨組みの取り付けが中心になります。
新築の工事現場に限らず、改修工事の現場でも活躍し、建設現場においては欠かすことのできない存在なのです。

▼鳶職になるための必要な学歴や資格は?
一部の職業訓練施設に「とび科」が設置されていますが、鳶職の場合未経験者でも見習いとして雇用される場合が多く、学歴や資格がなくても就職に支障はありません。
現場で技術を身につけていくことが中心となるため、まずは見習いからスタートです。

■キャリアを積む
先輩職人の補佐やサポート、また資材等の簡単な運搬業務を行いながら徐々に鳶職人として働く際に必要な技術を磨きます。

ある程度鳶職人見習いとしてキャリアを積むことができれば一人前と認められ、「職長」などのポジションが与えられ、各建設現場における監督業務をメインとして行い他の鳶職人や作業員の指導を取りながら工程管理や施工管理、安全管理などの仕事を行います。

▼一人前の鳶職になるためには?
特定の危険を伴う危険有害業務や、高度な技術を要する作業に従事する場合には、法定免許や国家資格、技能講習の修了証などが必要ですので、一人前の鳶職になるためには、そうした免許や資格をいくつも取得しなければなりません。

他にも、フォークリフトや高所作業車、移動式クレーンなどの運転技能講習をはじめ、ガス溶接やアーク溶接などの技能講習や特別教育、安全衛生責任者教育なども必要に応じて受講しなければなりません。

鳶職といえば、体力を必要とする厳しい仕事もありますが、危険をともなう仕事だからこそ、勉強が欠かせない職種でもあります。
鳶職に就きたいのであれば特に必要な資格等はありませんが、専門的なスキルや知識を必要とする職業であるため一人前として働くには相当な年月が必要になります。