足場組み立てに資格は必要?必要な技術とは
ビルや家などを建設したり、塗装など高所作業では、作業の安全を計るためにも足場はかかせない存在です。
その足場を組み立てるには技術や資格が必要なのでしょうか?
今回はどんな資格や技術があれば足場を組み立てることができるのか紹介したいと思います。
▼足場の組立て等特別教育
実は足場を組立てるには足場の組立て等特別教育が必要になります。
足場の組立て等特別教育とは、足場の組み立てや解体、変更の作業に係わる直接作業者・指揮監督者に求められる教育資格のことを言います。
これは平成27年7月1日からの適用に伴い、指定された講習学科を指定された時間、受けることを義務付けされていますので足場を組立て・解体にすにはこの特別教育は絶対になります。
しかし、あくまでも特別教育であるため、実技訓練等ななく、学科のみの講習もこの特別教育の特徴です。
その他にも足場の種類や立場によっては足場の組立て等作業主任者を選任する必要があるんです。
作業主任者の技能講習は労働局登録教習機関である労働安全衛生管理協会等が実施しています。
つり足場や、高さ5m以上の足場の組み立て、解体作業を行ったり変更する場合は、足場の組立て等作業主任者技能講習を修了した者の中から、足場の組立て等作業主任者を選任しなければなりません。
足場の組立て等作業主任者技能講習には受講要件があり、足場の組立て等の作業を定められた期間従事した経験が必要となります。
受講を修了した時に修了証を受け取るので受講した証として持っておく必要があります。
▼年齢条件があるので注意
足場の特別教育は年少者労働基準規則で「18歳未満の者は足場の組立て等の業務に就くことができない」とされています。
なので、足場の組立て等特別教育は、満18歳以上であることが条件となっています。
しかし、18歳未満であっても要望次第で受講できる可能性があり、その場合は受講を前もって完了させ、修了証は18歳になって発行という形になります。
特別教育は義務になっています。
受けることで信頼を得られる大きなメリットとなりますので企業からの信頼関係にも繋がっていきますよ。