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足場組立についての応用

2021/10/02
今回は、これから「とび職」になろうと考えている人のために足場組立を紹介していきたいと思います。

足場組立という言葉は耳にしたことがあるかもしれませんが少し応用編といきましょう。

▼「くさび足場」
・・・支柱となるパイプを配置し、ハンマー1本でくさびを打ち込み緊結していく。
短期間の工事に使用される場合が多い。
ハンマーを使うため騒音が苦情になることもある。
おもに中低層建物に使用される。
レッカー車が必要ない。
コンパクトに収納できるため運搬しやすいのが利点。


▼「単管足場とは」
・・・鉄パイプを組み合わせてクランプ(金具)などをかみ合わせて組み立てる足場のことをさす。
足場の組み立てが自由にできるた狭い場所でも組み立てられるのが特徴。
強度と安全面から高層物には適さない。

鉄パイプ、クランプはホームセンターで購入することができる。
組み立てが簡単なため、DIYにも人気。
鉄パイプをつなげて駐輪場や棚を作ることができる。
ウッドデッキの足場に使うと強度の高いものができる。


▼「枠組み足場とは」
・・・溶接された建枠、ジョイント、ジャッキ、床付き布枠、筋交を組み立てる足場のこと。
足場の強度が高く、安全性もすぐれている。橋梁工事や高層ビルまで幅広い現場で設置されている。
米国のビティスキャホード社から輸入していたことから、ビティ足場とも呼ばれることもある。
ハンマーでの作業がないため騒音が少ない。
工期が長い。
クレーンが必要であったり、部材置き場を確保しなければいけないデメリットもある。

職人になればそれぞれの足場のメリット・デメリットから現場に適した足場を使うことが求められます。

最近では、上記の3種類の足場が使用されることが多いですが、足場組立の種類は他にもあります。

▼その他の足場組立

■「張り出し足場」
・・・建物側面の途中から外側に向けて張り出すように設置した足場のこと。
足場が組めない場所で設置される。

■「丸太足場」
・・・杉やヒノキを鉄線で締めあげて設置する足場のこと。

■「吊り足場」
・・・吊り下げる足場のこと。